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ジボアン 1995 44.3/700 BAR DORAS 44.3/700[158762][箱なし]

中森さんの案内です。

今回の輸入はコニャック地方6つの地区の中で1番小さなボルドリ地区より「GIBOIN(ジボアン)」となります。

大手メーカーでは「マーテル」や「カミュ」がボルドリ地区の原酒をメインにブレンドしてコニャックを造りますが、自家栽培から瓶詰まで一貫して自家で行う(プロプリエテール)ボルドリ地区の農家系コニャックはほとんど日本にも輸入されていません。
グランド・シャンパーニュ地区やプティット・シャンパーニュ地区の石灰質土壌に対してボルドリ地区は粘土質土壌と、水捌けの良い石灰質と水分を多く含んだ粘土質という、テロワール(土壌)により同じユニ・ブラン種であっても真逆の特徴が造られるコニャックに表れます。
以前、両地区で収穫前のブドウを食べ比べしましたが、同じユニ・ブラン種であっても違いがブドウの色や果汁に表れていました。

1830年からの歴史を持つジボアン家は現在7代目となり、6代目フランソワ・ジボアンさんから息子兄弟のテオフィルさんとピエール-ルイさんが昨年2021年に家業を継ぎました。
テオフィルさんがコニャック造りを、ピエール-ルイさんがマネージメントを担当し、その中でまだお会いしたことのないピエール-ルイさんよりSNSメッセンジャー経由で「他の家と展開しているようなプライベートボトルをうちともどうでしょうか?」と嬉しいご提案をいただき、早速輸出用リストを送っていただきました。
リストに載っていた加水され40度に調整されたラインナップ以外で、シングルヴィンテージ/カスクストレングス等の要望も特別に受けていただけ、その後多くのカスクサンプルが到着。各シングルヴィンテージで面白いように味わいの違いが表れていて、その中から迷うことなく即決した1995年原酒(44.3%vol)を今回プライベートボトルとして進め、昨年末(2021年)に自身での輸入が完了しました。

お会いしたことのない中でオファーがあったことは光栄なことで、10年来毎年コニャックに通い続けて足跡を残せたことを感じた瞬間でした。そのことは1つの販売プロモーションになると思いましたが、現地に赴き、造り手とお会いし、コニャックが生まれる土地の息吹も伝道するのが自らのスタイルであり、今年(2022年)2月、コロナ禍で2年ぶりにコニャックを廻ることを決めた中、ジボアン家にも訪問して造り手と対面して想いを受けてからにしよう、また原酒が生まれる背景も感じてきたいと思い、発売を温存することにして、ジボアン家にもアポイントを取り訪問してきました。
先代フランソワさんは引退後、息子兄弟にコニャック業のすべてを任せています。
ジボアン家があるボルドリ地区(13ヘクタール)と、フランソワさんの奥様ブリジットさんの生まれ故郷ファン・ボア地区(8ヘクタール)に畑を所有し、ボルドリ地区にはここで1.3ヘクタールだけ絶滅危惧種フォル・ブランシュ種の栽培も着手し、長い伝統を守りながらも息子兄弟の代になり新たなチャレンジも行っています。
大手メーカーの「クルボアジェ」と長年の契約から原酒を供給していますが、今後は供給を少なくし、自家用生産ボトルが増えていくとのことです。家業を継がれて早々にこのようなオファーをいただき、実際にお会い出来て温かいお気持ちと、静かに心に潜むコニャックへの純粋な想いを感じた瞬間でした。
コニャック地方6つの地区で1番日照量が多いのがボルドリ地区と云われていますが、同時期に全地区を廻り肌に受けて感じた体感はボルドリ地区が1番強く感じられました。

実際に現地を訪れて、土地、伝統、蒸留所や貯蔵庫から感じたこと、それぞれの原酒で製造工程が違うテクニックも勉強になり、その後家に招いていただきご兄弟と食事を一緒にしながら想いを受け、それをもって素晴らしきジボアン家のコニャックをご紹介させていただきます。

ジボアンでは1995年も含め40度に加水された商品は現在販売されています。
ボトリング直前に加水すると、大手メーカーと異なりジボアン含め農家系の加糖しないプロプリエテール・コニャックの場合、アルコール感が暴れてしまいトゲやエグ味が主張され、甘みも消されてしまいます。
ボトリング直前に加水をする場合、3〜4年待たないとコニャックと水の分子が一体化しません。そのためにジボアンでも40度にするために2回蒸留して約70〜72度の原酒に先に少量の蒸留水で加水をして、時間をかけて馴染ませるコニャックでは伝統的な加水方法を使います。
ジボアンでは、蒸留後に新樽に入れる期間は12ヶ月までと短く、その後幾つかの樽に(最大7樽)移し替えます。樽に移し替える際にボトリングする最終地点の度数を考え、移し替えの時に再度加水をする、しない、加水にしても熟成で落ちる度数から加水量も分かれます。
また、大手メーカーに供給するコニャックは新樽で長く寝かせ、しっかりとタンニンの付いた原酒を造りますが、農家が自家用に造るコニャックでは新樽で熟成する期間を短くし、樽のタンニンを付け過ぎずブドウ本来のピュアな味わいを全面に出すスタイルが特徴的です。

ジボアンより現在発売されている1995年(40度)の商品と違い、今回特別にご用意していただいた同ヴィンテージ【44.3度】の商品は、2回蒸留後に蒸留水で少量だけ加水を行った以降は樽を2度移し替える中でも一切加水を行わず26年寝かされました。40度の商品を造る際には樽を移し替える際に加水されます。
度数を下げて優しく華やかさを出すスタイルはフランスの伝統でありますが、飲み易い40度調整では個性も抑えられてしまうのと、加糖のないコニャックでは加水によりせっかくのブドウの甘みがドライになる傾向もあるので、今回の44.3度では加水されない骨太な個性が全面に出ています。
1995年40度と飲み比べると同じ原酒であっても歴然とした違いがあり、また度数の高い44.3度の方がアルコールのトゲがなく、まとまりも感じます。

また、スコッチウイスキーは原料が麦で、麦だけでは液体にならないので仕込み水を入れて“もろみ”を造り、それを蒸留します。大まかに麦が1に対して7の水が入ります。対してコニャックはブドウ果汁だけから発酵して“もろみ”が出来てそれを蒸留する中、蒸留前に水が入らない生産量の違いは一目瞭然です。また、700mlでなく500mlで製品化することにより商品本数を増やすことが出来るので、多くの農家で500mlの商品を展開しています。
その中で今回の【44.3%vol/700ml】は、意味の大きいボトリングとなりました。
先代6代目フランソワ・ジボアン氏による蒸留原酒1995年44.3%volをBAR DORAS向けにプライベートボトルとしてラベルも作成していただき、自身での輸入となりました。
GIBOIN Cognac日本初上陸となります。

【テイスティングコメント】
サトウキビが原材料のラムのよう。ダークチョコレート、アプリコット、プラム。粘土質土壌で育った水分を含んだブドウから水々しい花の香り。
日照量の多い地区の特性からも糖度、厚みが表れ、骨太なボディ。豊かな分厚い味わいと力強い酒質と余韻。
グランド・シャンパーニュ地区やプティット・シャンパーニュ地区では出てこない味わい。地区の味わいが分かり易く、飲み比べも面白いと思います。
食後にシガーとも合わせたいコニャックです。

Commented & tasted by BAR DORAS 中森保貴

ジボアン 1995 44.3/700 BAR DORAS 44.3/700[158762][箱なし]

価格:

17,930円 (税込)

購入数:

在庫

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商品名は 略記号 + 商品名 + 度数/容量 + [商品番号]
となっています。

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